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告発の行方

告発の行方 The Accused

ジョディー・フォスター主演のレイプ事件を扱った作品。トップガンでヒロイン役として出演していた、ケリー・マクギリスも出ていた。wikipediaのケリー・マクギリスを見ると、事件数が多いのだろうと痛感させられる。1989年公開の作品で、地上波の午後9時台だか、深夜帯だかで放送していたのを見た記憶があり、今回レンタルしてきた。タイトルを思い出すことから始まり、やっと仙台のゲオで見つけてきた。

ジョディー・フォスターが猛虎と書かれたはっぴを着ているのは何でかな。裁判に至る過程が描かれている映画だが、現在で言う「セカンドレイプ」の状況も。被害者が、入廷する際、テレビのインタビューがあったり、証言台で被告弁護士からいろいろ言われたりと。
ストーリーとしては、バーで発生した強姦事件で、犯人については司法取引にて過失傷害へ。その後、いろいろあって、犯行時、周囲にいてレイプをあおった3人を教唆犯として告発。裁判シーンは、教唆犯についてのみ。犯行現場にいた男性の証言が重要になってくるが、止められず呆然としていて、しばらく経った後、外の公衆電話へ通報しに行くところで回想は終わる。
日本の特急電車内でも、乗客がいる前を女性が泣きながらトイレに連れ込まれた時も、乗客は見て見ぬふりだったと。私が居合わせたら、止めたり、車掌に通報するなど出来ただろうか?
弁護側、検察の上司の言動など、イライラして見ていたが、今日では性犯罪被害者へのケアが進んでいると信じたい。女性だけでなく男性が見ても、犯行シーンは気持ちが悪いところだが、社会派の映画として、一度見てみることをおすすめする。
 
アメリカでは、6分に1回レイプ事件が発生で、そのうち4回が累犯とのこと(制作当時のデータ)。平成15年のデータでは、日本の件数に比べ、アメリカは30倍、韓国の9倍の強姦事件が発生しているそうな。wikipediaより。

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