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大いなる陰謀 / LIONS FOR LAMBS


を見てみた。ゲオで10円レンタル。新作も。

原題は「LIONS FOR LAMBS」で、そのまま訳すと「羊のためのライオン」となる。ライオンが米兵士、羊が米国政治家に見立てている。シビリアンコントロールを標榜し、政治家が軍隊を自由に派遣している。その派遣は正しいのか?
3カ所の視点で描かれているが、議員と記者、在アフガニスタン米軍兵士、教授と生徒、映画が始まって30分経過後もストーリーが見えてこない。議員が記者に話している作戦が、教授と生徒が話している元生徒で、米軍兵士がその元生徒だったかな。議員と教授の目的が分かりづらい。
見て楽しいとか感動を生む映画ではなく、考えさせられる映画になっている。しかも、明確に表現するのではなく、一部分の情報だけで考えることを要求される映画だ。政治に無関心な国民に選ばれた政治家が戦争を主導し、政治家は記者を利用し国民を情報統制する。
今更言われなくとも、ただ自ら行動していないだけ。「大いなる陰謀」という邦題に期待しすぎたのか、物足りない映画だった。

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