ブラディ・サンデー / BLOODY SUNDAY


を見てみた。ゲオで80円レンタル。1972年に発生した、血の日曜日事件を扱った作品。

北アイルランド問題というのは良く聞く話だけど、背景などを把握してなかったので見てみた。北アイルランド・デリー市(ロンドンデリー)のある家庭で、外で発砲音している中、家の中でキスしあうカップルと時々泣く赤ちゃんが印象的だ。そして、英軍を背景にするキス。何も知らない私からすると、なんでこんな状況にまでなったのか首をかしげてしまう。セリフにもあったけど、非暴力的に抗議して改善されないと、暴力的な行動に出てしまうのではと思った。
平和的なデモを行うつもりが、暴力的な行動へ、そしてボタンの掛け違いにより軍が発砲し、それに応戦するデモ隊。態勢を立て直そうとする軍だが、当初の目的を実行するため実弾を発砲。映画では、デモ側も発砲しているシーンがあったり、軍兵士も苦悩するシーンが。しかし、その後、逃げ惑う市民を無差別に射殺するシーンも。
 
初めの銃撃戦は、突発的でややむを得ないとしても、その後の銃撃は虐殺でしかない印象を受ける映画だった。一兵士の暴走なのか、暴動を抑える過程の一つなのか?憎しみが憎しみを生む。問題の複雑さは置いといて、軍が安易に発砲するのは駄目だと思う。

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