ブラッド・ダイヤモンド / Blood Diamond

ブラッド・ダイヤモンド

を見てみた。

シエラレオネ共和国の内戦、資金となるダイヤモンドについての映画。虐殺、少年兵、希少なカラーダイヤモンドを巡る争いが描かれているが、私たちが気にしていない現実がある。取材クルーが乗っていたバスに「自動扉」と印刷が。映画で使われるほど、日本で使い古された車は、世界中に広まっているのか。死を悟った主人公が、一瞬だけ見せた正義感がせめてもの救いか。
いろいろ考えさせられる映画だが、聞いてはいたけど、知らないふりをして、気にとめないようにしてただけではないかと。
blood diamond、紛争ダイヤモンドと言い換えた方が分かりやすいか。

ブレイブ ワン / The Brave One

ブレイブ ワン

を見てみた。

ジョディーフォスター主演の話題作。初めの方は、人生の勝ち組って感じで幸せそうな感じだ。だが、夜の公園で婚約者が殺され、自身も重症を負ってしまう。主人公エリカは救命センターに運ばれ助かるが、婚約者とのベッドシーンと手当のため服を脱がされるところが印象的。警察のぶっきらぼうな対応が、彼女を追い詰めたと思った。受付のあんな対応されたら、切れてしまいそうだ。
銃砲店の脇で、違法拳銃の売人が待ち伏せているのは、やはりアメリカならでは。拳銃を持っているからこそ、使ってしまう訳であり、エリカが手に入れなければ良かったか。銃を手に入れてから、自ら危険な場所に赴いている感じがした。マスコミの反応があまり書かれておらず残念。エリカがしていることを英雄視するのか、連続殺人犯としてかたづけるか。
あのラストは。。。合法的な殺人者も、正義を標榜しているだけでは無いかと。
 
—–以下、個人的な愚痴
女性だから、という訳でないが、夜中の街歩きは危険だし、歩いて欲しいとも思わない。自分は別、と考えているかもしれないけど、一人歩きは危険だと認識してもらいたい。仕事より大事だと思うのだが。私の器が小さいだけかもしれないけどな。

幸せのレシピ / No Reservations

幸せのレシピ

を見てみた。

玄関脇に鍵を入れておく、お皿みたいな入れ物が欲しくなった。邦題が何故「幸せのレシピ」になったか分からん。さて、中身だけど、良くありがちな、仕事が出来る独身女性のお話。あるきっかけで、姉の娘を育てることになったが、子供に魚丸ごと出しても、そりゃ食べないだろう。
女性シェフを主人公にしているだけあって、厨房での美味しそうな料理が目白押しだが、見ている方が引きつけられる描写が少ない。「レシピ」が幸せにしてくれる訳でなく、当たり前な人間関係が改善されて幸せになっている。ちなみに、タイトルの「レシピ」とは、料理の「レシピ」ではなく、秘訣という意味の「レシピ」であった。
あんな結末で良かったのかと、思わない訳でもない。まぁ、子供のことを考えれば、日中に営業するお店を開いて良かったと言える。DVDに入っていた、映画の解説番組を見ると分かるが、恋愛映画ではなく、レストランの裏側を描くことに主眼をおいたものだと理解できる。私が誤解していたため、残念な映画に終わっている。
タッパ一杯のティラミスが食べたい。私も昔食べたなぁ。